性のファイアーウォール
アイポケのいきなりSEXシリーズの始まりはジェシーでした。このシリーズの監督Xって多分ザック荒井さんなんだけど、アイポケ的にはこのネタはNGかもなんで、ブログに書いちゃうんですけどね。この作品でジェシーが面白いこと言ってるんですよ。このシリーズは即ハメでジェシー的には即ハメはもうご勘弁という感じで放ったセリフが確か「私が撮影のためにどれだけ気持ちを高めて作ってるか、それをあなたって人は!」だったか。セックスに入る時ってやっぱりそういう作業女優さんはしてるんだなと。僕はこれを性のファイアーウォールの解除作業と呼んでいます。そしていきなりSEXというのはその解除作業の間を与えずハメるということでの異化効果を狙うエロの文法なんですよ。
面接に来た女の子の前にズラリとオモチャを並べて、じゃあ君のオナニー見せて!というやり方もザック荒井です。AVちょっと興味あるし、という女子大生がオモチャでオナニーしながらファイアーウォールを解除。そのタイミングで玉木玲と絡みをさせたら貪るようなスゴいセックスが撮れましたという作品です。
これは黒帯ちゃんこと榊梨々亜の2作目ですが、鮫島くんに顔面騎乗で舐められながらインタビュー受けるところから始まり、インタビュー終了後は濃いセックスしてます。黒帯ちゃんはファイアーウォールなんかあるのかっていうほどエロい子なんでここまでしちゃうんですよね。この作品もザック荒井さん。
こう見ていくとザックさんてエロの文法を駆使して上手く作るなぁという印象です。
ザック荒井さんは羽咲みはるに2本目の10000超えをプレゼントしました。恐らく素晴らしい作品には違いないんですが、僕はこれ見てないんですよ。
ザック荒井さんの今年の最大のヒットはなんと言ってもこれ。ザック荒井さんはクレジットされていないので彼の作品とするのはエスワンさん的にはNGかもですが、この作品のテイストはまさにザック荒井です。結構この作品の評価についてはレビューする方たちも混乱していて、参ったなぁという印象ですが、15000もついてる作品をまともにレビューできないとかみっともないと思うんですよ。僕はこの作品がハネた理由はザック荒井と翼ちゃんのケミストリーにあるなと思ってます。インタビュー読むと(AV女優のインタビュー真に受けるのは危険なんですが)彼女かなりヤってきてる子ですし、セックス見ててもそうだろうと裏づけられる。でも作品見たまんまを言うなら彼女からは全く爛れた感じはしない。セックスに関してきちんとファイアーウォールの開け締めを
やってる子だと見える。だからファイアーウォールの解除作業が必要で、解除したときにドロっとエロが溢れる画が撮れる。そのピークをザック荒井さんはあの飲み会の後の性感チェックに持ってきていて、指を噛んで耐えながらグズグズに乱れ、赤面し顔に脂を浮かせて目を潤ませる翼ちゃんが撮れたんですよ。そして一番大事なことは、その場面が一番大事だと理解して、キッチリファイアーウォールを解除して最高の画を撮らせる女優、翼ちゃんをザック荒井が引き当てたということなんです。
今年ヒットしたAVを一通り見てきて、売れてる子はみんなファイアーウォールをここぞというタイミングできないとか切ってきています。僕らは多分ザック荒井のエロの文法にキッチリ乗せられて、翼ちゃんに魅せられ、お気に入りボタンをホイホイ押して彼女にリリース4日での成功をプレゼントすることになりました。
げに恐ろしきは羞恥プレイの巨匠、ザック荒井ですが、彼の演出は翼ちゃんのように良いタイミングでファイアーウォールを解除してくれる女優の!!存在によって成立しています。ここで考えさせられるのは、ハネてない女優の多くがこのファイアーウォールの解除に手間取って一回きりのデビュー作を良い形で入りきれていないこと。本当に気の毒だなと思います。みんなに売れてほしい、でもなかなかそうは行かない。AVって本当に難しいですね。